脳卒中や脳梗塞、くも膜下出血などをきっかけに、「言葉が出にくい」「うまく話せない」「相手の話が理解しづらい」といった言語障害が起こることがあります。
今回は、言語障害のリハビリについて、その内容や大切なポイントを分かりやすくお伝えします。
言語障害とは
言語障害は、脳の言語をつかさどる部分がダメージを受けることで起こります。主に以下のような症状があります。
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言葉が思い出せない(失語症)
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発音がはっきりしない(構音障害)
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話は分かるが、言葉として出てこない
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読む・書くことが難しくなる
症状や程度は人それぞれで、回復のスピードにも個人差があります。
言語障害のリハビリ内容
言語障害のリハビリは、主に**言語聴覚士(ST)**が中心となって行います。
① 話す練習
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単語や短い文章を声に出す
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絵カードを見て名前を答える
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ゆっくり、はっきり発音する練習
② 聞く・理解する練習
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簡単な質問に答える
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指示された動作を行う
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会話のやり取りを想定した練習
③ 読む・書く練習
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文字を読む練習
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自分の名前や身近な言葉を書く
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日常で使うメモや短文を書く
④ 代替手段の活用
言葉が難しい場合は、
リハビリで大切なこと
言語障害のリハビリで最も大切なのは、焦らず続けることです。
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できないことより、できたことに目を向ける
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毎日少しずつでも練習を続ける
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周囲が急かさず、話す時間を待つ
ご家族の「ゆっくりで大丈夫だよ」という姿勢が、本人の安心感につながります。
回復には時間がかかっても大丈夫
言語障害の回復は、数か月から年単位で進むことも珍しくありません。
「前より言葉が出るようになった」「意思が伝わるようになった」という小さな変化が、確かな前進です。
まとめ
言語障害のリハビリは、言葉を取り戻すだけでなく、人とつながる力を取り戻すリハビリでもあります。
一人で抱え込まず、専門職や家族と一緒に、できることから少しずつ続けていきましょう。